なんでも修理室

 


クルマのシートでソファを作る


アンプをくれたM君からの依頼。

「アルファ147のリアシートでソファを作りたいんやけど、手伝ってくれへん?」

Alfaromeo 147

アンプのお礼にひょうたんスピーカーセットを持っていくことにしました。1ペアですが、左右形状が違います。

 

修理したエナメルバッグに大工道具を詰めて、出張しました。

 

アルファ147のリアシート。黒赤の本革張りだそうです。

 

午前9時、作業開始。M君から「古いソファを解体してフレームを流用したい」と提案がありました。

 

解体します。すごい数のタッカーで組み立てられていました。

 

午前11時、結局、「これは使われへんな」と意見が一致し、諦めることに。2時間を無駄にしました。

 

急遽設計変更し、材料を購入に走りました。材料費は約5千円。

 

買い出しと昼ごはんで作業にかかったのが、午後1時。すでに作業開始から4時間が経過しています。

 

簡単な設計図しかないので、すべて現物合わせです。

 

ベース材を組みます。奥行900oの2x4材を立てて3本並べ、その上に巾1100mmの2x4材を寝かせてビス止めします。ベースの下には高さ5mmのゴム足が6カ所付いています。

 

リヤシート座面は前部の3カ所を固定します。

 

中央部は座面開閉のため、Ω型金物で押さえます。

 

リアシート前部の左右をM8ボルトナットで固定。

 

シート背面下部中央の金物を4組のM8ボルトナットで固定。

 

シート背面下部左右の金物をM8ボルトナットで固定。高さ調整のためワッシャを10枚ほど入れました。

 

シート背面両サイドを指示する支柱を立てました。

 

クランプで締めて、10mmキリ穴を開け、M8ボルトを通します。

 

左右のシートポスト間を巾1100oの2x4材でつなぎました。固定には65mmのスリムビス(コーススレッドより細いねじ)を使いました。

 

シート背面が湾曲しており、左右と中央部とでは前後方向に30oほど違いがあります。左右と中央部に隙間ができないように、2x4材を渡しました。

 

シート背面左側を上からみたところ。

 

シート背面右側を上からみたところ。

 

午後8時、どうにかこうにか作業が終わりました。お疲れ様でした。

 

すわり心地は抜群。肘掛も出ます。大人3人だとギュウギュウです、二人なら快適。

 

後ろからみたところ。

 

木材部の寸法。巾1178、高さ787、奥行931mm。

木材部重量20kg。重たいので一人では動かせません。

 

 

 

 

M君よ、どーうやって部屋へ運ぶ??

 

2013/05


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