なんでも修理室

 


フローリングを張り替える


廊下の床板がブヨブヨするので、フローリング材を張り替えることにしました。古いフローリングの糊が弱って、合板が剥がれてきているものと見当を付けました。本来なら、古いフローリングをはがして、床下を点検・補修するべきなのでしょうが、予算も時間もないので、古いフローリングは残し、その上から新しいフローリングを張ることにします。

 

年代物の市松模様であります。時代を感じさせるだけならいいのですが、放置していると踏み抜きそうなところが2か所あります。

 

このように非道いところは、手で押すだけで下がります。

 

廊下の板取図。幅1.9mの長さが4.5m。約3坪です。

 

ホームセンターコーナンプロで見本の端材を買ってきました。家族会議にて、左のフローリングに決定。

 

材料を購入
 

 

フローリング材 3坪 @4980 14,940  
木材カット代金  3回 @20 60  
フローリング見本 3枚 @20 60  
クラフトテープ 1個 @98 98  
フロア釘 2袋 @148 296  
床用接着剤 1本 @780 780  
ジグソーブレード 2本 @175 350  
小口テープ 2m @90 180  

合計

    16,774

 

コーナンプロ PROカラーフロアー137さくらマイルド。4,980円/坪。B品と称して3,980円/坪の商品もありましたが、デザイン等見劣りすので、こちらを選択。たぶん、こっちを買わせるための戦略かと。まんまと乗りました。

 

玄関のリフォーム上り框も売っていましたが、2mで1万円ほどするので、買えませんでした。框もフローリング材でこしらえます。1818mm×303mmのフローリング材をホームセンターで細長く半分に切ってもらいました。コーナンプロの職人さんは腕がいいです。素晴らしいカットでした。

 

下駄箱が動かせなかったので、框を下駄箱の形に切ります。

 

コニシの床専用ボンド。ウレタン系です。普通の木工ボンドと違います。

 

塗りたくって、框を接着。

 

2oのキリで下穴を開けて・・・

 

フロア釘を打ち込みます。10年くらい前に買った 長さ38mm釘が残っていました。今回45mmと50mmの釘も買いましたが、頭を沈めるまで打ち込むのが難しかったので、短い釘を使いました。

 

ポンチで締めます。

 

框の水平面を取り付けました。

 

框の垂直面。ボンドだけでは心許無いので、釘止めするための穴を開けたところ。

 

古い框にボンドを塗りました。

 

予め、釘を差し込んでおきます。

 

垂直面の框を取り付けました。

 

土曜・日曜の休みを利用して、補修を企てましたが、框を貼るのに初日の正午を過ぎてしまいました。急がねば。

 

次に、板取図の(2)の板を取り付けます。画用紙で、型を取ります。

 

鋸とノミで切り欠きを作ります。

 

ボンド塗って、板取図の(2)の板を張りました。すでに18時。暗くなって、作業中止、タイムオーバー。

 

初日の反省点。

10年前に同じ家の別の部屋を修理したときに、家の中が90度かつ平行でないことを知っていました。それなのに、すっかり忘れていて、框とフローリングが直角で あると信じ設計したこと。古いフローリングと壁面が平行あると信じカットしたこと。直角かつ平行でないことを知ったあと、廊下の基準線の墨打ちにさんざん迷った挙句、ぶっつけ本番的な作業を敢行して、板取図の(2)の板取りをミスって、やり直したこと。

 

 

翌日、騒音のしない作業からかかります。框の断面を木口テープで誤魔化します。

 

板取図の(3)の柱部分を切り欠きます。

 

(3)の板をはめました。

 

通りを目視します。フローリングの隙間が1mmでもあると、目立つので、基準となる板の取り付けが重要です。

 

板取図の(4)の玄関側。框と廊下が直角ではありません。

 

鋸で修正します。岡田金属のソーガイドが役立ちました。素人でもかなりの精度でカットできます。

 

框と廊下が直角だったなら、フローリング本実を使えたのですが、直角でなかったので、本実をノミで落としました。

 

廊下突き当り、板取図の(9)の型を取ります。

 

ノミやら鋸やら駆使して、切り欠きを作ります。精度を求めると時間が掛かります。

 

はめてみたら、ちょっと空いたけど、あまりこだわると時間がなくなるので、妥協しました。

 

作業のハイライトはココ。板取図の(10)と(11)の階段脚部の仕舞です。(10)の板を付けてみましたが、三角に空きます。

 

階段脚をノミでブチ切りました。強度には影響ないでしょう。

 

いい感じに納まりました。

 

(11)の板を右方向をスライドさせて、(10)の板と密着させます。

 

完全に密着できしました。最初からここは難しい箇所と認識してたので、慎重に作業したから、一発で仕上がったのでしょう。板取図の(2)の板など簡単に考えていたので、失敗したと思います。事前の妄想・・・否、シミュレーションが大切です。

 

2日目は、日が暮れないうちにドンドン張ります。

 

階段下のやりにくいところも、ほぼ片付けました。

 

廊下と和室の間の10cmくらいを埋めます。

 

板取図の(15)。

 

2日目も時間切れです。完成ではありませんが、だいたい終わりました。 人が歩く範囲は仕上げました。壁との隙間ができていますが、巾木で隠すことができます。巾木を使う予定はありませんが。

 

ビフォー・・・

 

アフター。

 

床のブヨブヨは直りました。足腰が痛いです。

 

2013/10


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