スピーカー4連結
サンヨーミニコンポのスピーカーが8個余りました。
箱は6mm厚のMDFです。外側のサイズはW160 H205 D160。ターミナルはなく、コード直付けです。内径30mm長さ65mmのバスレフポートがあります。
スピーカーユニットは、9cm 4Ω 8W。
積み重ねてみました。
積む形を変えてみました。
おっ!、この形がいいかも。仮配線して聴くことにします。
4Ωのスピーカー2個を直列にして1組とし、2組の直列スピーカーを並列にします。合成インピーダンスは4Ωになります。
仮組して聴いてみました。ソースはラスキーヌのハープ協奏曲。1個のスピーカーと比べると、音量が大きく、低音が出ています。どういう仕組みで音が変わるのかわかりませんが、これで作ってみます。
スピーカー箱4個をボルトナットで接続します。両面テープで固定してもよかったのですが、木工が目的なので。
箱を連結するためのボルトナットを購入しました。40セットで400円。
箱からスピーカーユニットを取り外します。
エンクロージャー背面にはターミナルはなく、スピーカーコードと直結で、エンクロージャー内部はホットボンドでシールされていました。
ユニットのコードを切断。
背面のコードを切断。
全バラシ完了。これから組み立てていきます。
エンクロージャーに穴を開けるための型板を作りました。四隅を止めたかったのですが、バスレフポートが邪魔で手が入らないので、3カ所止めとします。型板をエンクロージャーに固定して、5mmキリで穴を開けます。中心の穴は、各スピーカーユニットを接続するコードを通す穴です。
穴を開けた反対側はめくれました。MDFは紙みたいな素材ですから、裏側はこうなります。裏側からキリで迎えるか、押さえ板を付けないとだめですが、狭いので無理。
内部でボルトナットを接続するイメージ。手がとても入りにくい。
エンクロージャーとエンクロージャーにズレが生じないようにクランプしてから、ボルト止めします。
エンクロージャー4個がつながりました。
下から2個目の箱にターミナルを付けることにしました。端材で練習したところ。
板の厚さの半分くらいまで8mmのドリルを入れて、裏側から残りの穴を貫通しました。
両側から掘ったので、きれいな穴が開きました。
ターミナルを取り付けました。
元のスピーカーコードを使って配線します。かなり細いコードですが、大丈夫でしょう。
半田付けします。
仮に左からユニットをA、B、C、D とします。
AとBの配線は、ターミナル(+) →→→ (+)A(-) →→→ (+)B(-) →→→ (-)ターミナル となります。
同様に、CとDの配線は、ターミナル(+) →→→ (+)C(-) →→→ (+)D(-) →→→ (-)ターミナル となります。
視聴時にちょっと響きすぎていたので、百均の金魚用ろ過ウールを入れてみます。
テキトーにワタを入れてみました。スピーカーをネジで止めたら完成です。
完成しました。ミニコンポ4台のなれの果てがこれです。贔屓目ですが、なんとなく高級品に見えます。 左側の上のスピーカーの木目がよれているのは、木目シールが浮いているからです。ユニットも錆びていたので、水没したのでしょうか。
スピーカーネットを取り付けてみました。
尾崎亜美の「POINTS-2」を聴いてみました。懐かしい。
ワーグナー「ワルキューレの騎行」を聴きました。威勢よく鳴ります。合成インピーダンスが4Ωなので、オンキョーではなく中華アンプで聴きます。
同じユニットを複数使ったエンクロージャを紹介したサイトがあまり見当たらなかったのですが、実際に作ってみて音を聴くことができました。
エンクロージャ1個と聴き比べてみると、4個の方が「音が大きくて、低音が出ている」ようです。原理はわかりません。
サンヨーDC-DA84 エンクロージャー サイズ
W127.5 , H205 , D160
バスレフポート φ30 , D65
内容積 3165cc ( W115.5 , H193 , D142 )
4連DC-DA84
W160 , H510 , D160
2013/05