バックロードホーンスピーカー
先日、日本橋のお店でバックロードホーンから、ユーミンの中央フリーウェイが流れているのを聴いて、いいなあと思い、手持ちの8cmスピーカーを使って、バックロードホーンを作ることにしました。
いろいろなサイトを参考に、原寸大の簡単な図面を描きました。
木取り図です。図面で92oとなっている幅は全て110mm幅に変更、92x90oは幅110x長95oに変更しました。
9x910x1820mm合板をホームセンターで購入し、パネルソーでカットしてもらいました。下の木取り図は、別のスピーカーと一緒にカットしてもらったので、スピーカー2セット分です。 合板とカット代で1,400円程度。これでステレオ2セット(スピーカー4台)分です。
110oより狭いカットは正確にできないとのことで、それ以外は全てカットしてもらいました。110o以下だとパネルソーの押さえ板の中に入ってしまうのでしょうか。
小さい部材をソーガイドで切ります。ソーガイドは万能ではありませんが、とてもに重宝します。
原寸図でスピーカーユニット位置を確認します。図面ではスピーカー中心が天端から60oとなっていますが、少し上に上げました。
原寸図はとても便利です。板の長さを確認しています。
ユニット取り付け穴にカッターで溝を付けます。こうすることで合板の剥がれを防ぎます。
鉛筆でなぞりました。
9oキリで、ジグソーのスターター穴を開けます。
ジグソーに円切り用の刃を付けて、切ります。9o厚なので、簡単に進みます。
半丸やすりで仕上げます。
ユニットをはめてみました。ユニットはHiVi B3N メタルコーン8cmフルレンジです。以前にJSPスピーカーを25mm厚板で作った時に、うまく鳴らなかったスピーカーです。今回はどうでしょうか?
ユニット取り付け穴の芯を出します。方眼紙を下に敷いて、45度の対角線を引きます。
ピンバイスで下穴をマークします。
3oなべネジでユニットを止めます。
スピーカーターミナルを取り付けるための10oキリ穴を開けます。板の最後まで開けずに、裏返して両側から開けると、裏側はがれにくいです。
板を並べてみました。
ボンドを塗った部材を側板に張り付けていきます。
周囲の板を張り付けたら、クランプで締めます。
内部の部材の直角を確認しながら、接着します。
少しずつクランプしながら、作っていきます。
側板一枚を残して接着が終わりました。接着していない側板を乗せてクランプします。
接着材が固まるのを待っている間に、スピーカーの半田付けをしておきます。
スピーカーユニットとターミナルを取り付けました。
1oほど高いところがありました。
カンナで削ります。板が薄いのであっという間です。
ボンドを塗りました。
側板を乗せて位置合わせをしたら、クランプします。
乾くのが待ちきれないので、聴いてみました。風呂で歌っているような独特の音です。
中央フリーウェイを聴いてみました。
こんな小さいバックロードホーンでも、低音がでるので驚きました。
2013/05